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皮膚科一般

ドライスキン

乾燥肌は誰にでも起きうる症状ですが、年齢が上がるほど乾燥傾向は強まります。また秋冬の湿度が低くなる季節も悪化傾向になります。特に最近は住宅の気密性能が高まり、冬の暖房時には室内の湿度が著明に低くなります。もともとアトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患がある方はより乾燥しやすくなります。

対策

  • 入浴時、熱いお湯を使用しないようにしましょう。皮膚に必要な皮脂まで洗い流されてしまいます。
  • マイルドな洗浄料を使用しましょう。デオドラント効果のある石鹸や抗菌剤入り石鹸、香りの強い石鹸、アルコール入り製品は避けましょう。無香料で保湿効果のある石鹸類を探しましょう。
  • あまり長くお風呂に浸かったり、シャワーをしないようにしましょう。また1日に2回以上入浴しないようにしましょう。必要な皮脂までとれすぎてしまいます。
  • ゴシゴシとタオルやブラシ、スポンジでこすり洗いしないようにしましょう。よく石鹸を泡だてて、大量に使用しないようにしましょう。
  • 入浴後まだ肌が湿っているうちに保湿剤をつけましょう。
  • 髭剃りの際はクリームやローションなどを塗って、3分以上経過してから剃りましょう。できれば逆剃りせず毛の流れに沿って剃りましょう。カミソリの刃もこまめに取り替えましょう。
  • 加湿器を使用しましょう。
  • 寝る前にリップクリームを塗りましょう。唇は年中とても乾燥しています。
  • 顔の乾燥が強い方は、寝る前のみ洗顔料をつけて優しく洗い、朝はぬるま湯で洗顔するだけにしてみましょう。

治療

①保湿剤を適量つけましょう。外用の仕方は医師や看護師が実際に塗りながら指導致します。

②ステロイド外用剤

アトピー性皮膚炎、糖尿病、透析中の方、抗がん剤による治療を受けておられる方など基礎疾患がある方は、非常に乾燥しやすく、湿疹になってしまうことがよくあります。かゆみ、ひび割れなどが強くなり、湿疹が生じてきた場合はステロイド外用剤が必要になることもあります。

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