ごあいさつ
院長より皆様へ
2009年10月、秋田市手形住吉町に「お肌のクリニック」を開設し、おかげさまでこのたび15周年をむかえることができました。これもひとえに地域の皆様、当院を受診くださる皆様、医療機器、薬剤及び医療情報などをご提供くださる協力会社のご支援があったからこそと、心より感謝申し上げます。
アトピー性皮膚炎、いぼ、とびひ、にきび、水虫、しみ、ほくろ、赤ら顔などの一般皮膚科診療(保険診療)はもちろんのこと、ケミカルピーリング、最もご好評いただいておりますIPLによる美肌治療、トレチノイン-ハイドロキノン外用薬によるシミ、小じわの治療、アイソレイズ(吸引付き光治療)などによるニキビ治療、Vビームによる赤ら顔、赤いニキビ痕の治療、肝斑に対する低出力レーザー治療、近赤外線治療器(タイタン)によるたるみ治療なども行っております。
開業当初より行っておりました、ムダ毛の脱毛治療の機器もさらに新しく導入し、痛くない脱毛治療を目指して多くの皆様により快適に治療を行っていただけるよう努めております。特に痛みに弱い小中高生の脱毛、男性のヒゲ脱毛に好評をいただいております。
また日々の診療で赤ら顔やお顔の赤みでお悩みの方が多いことを実感し、VビームⅡ(血管用レーザー)を導入しております。全世界で血管用レーザーとして最も使用されている機器で、既存治療でなかなか改善されなかった赤みにも対応し、大変ご好評を得ております。長く持続する赤いにきび痕にも有効で、皆様に喜んでいただいております。
男性型脱毛症(AGA)の相談もお受けしております。ダーモスコピーを用いて頭皮や毛髪の詳細な診察(トリコスコピー)により診断をしており、ザガーロ(デュタステリド)、プロペシア(フィナステリド)内服治療を主体に行なっております。またなかなか来院できない方に対して、患者様の利便性を追求し、再診の方にオンライン診療も始めました。
またスキンケアを重視し、お子様からご高齢の方々それぞれにあったお手入れ方法の指導、美容的なスキンケアについてのご紹介も医師と熟練した看護師および当院スタッフが丁寧に行っております。特にニキビ治療薬の指導についてはスタッフ全員が熱心に取り組んでおり、様々な状況の皮膚の方に対応できるよう努めております。各種薬剤(ビタミンC、カロチン、ビタミンE、トラネキサム酸、グリシルグリシン)によるイオン導入のメニューを増やして対応しています。目元のアンチエイジングとしてまつ毛貧毛治療薬のグラッシュビスタ、目尻、眉間のしわに対するボトックス療法も行っており、ご好評をいただいております。
また精密検査が必要な方や難治性疾患で高度な治療が必要と思われる方、悪性腫瘍が疑われる場合は秋田大学医学部附属病院等と連携し対応いたしております。また縫合が必要な体表の外傷、熱傷の初期治療にも対応しております。労災保険取り扱いをしておりますので、お仕事中のやけど、体表の外傷などの治療も行うことができます。
開設以来、予想以上にアトピー性皮膚炎の患者様がたくさんおられることを実感し、通常の治療で難治な場合の選択肢の一つとして光線治療を積極的に取り入れてきました。
また乾癬、白斑、掌蹠膿疱症などの難治性慢性疾患の速やかな改善のためにも、従来の治療に加えて各種光線治療を行っており、多くの患者様の治療を行っております。
現在、ナローバンドUVB治療機(全身型)、局所照射が行えるエキシマ紫外線治療器(VTRAC)と局所照射用ナローバンドUVB照射器(ターナブ)、それから全国でも導入台数の少ないエキシマレーザー の全4台を設置し、患者様の状況や症状に応じて使い分け及び併用をしております。多種の紫外線治療器を導入することで、これまでなかなか効果の出にくかった円形脱毛症や白斑の治療にも対応しております。
特に全身型ナローバンドUVB照射器は全方向からの一度の照射で治療が終了しますので、治療時間が数分と短いため、定期的に照射を必要とする患者様に通院しやすくなったと喜んでいただいております。
また、このたび乾癬分子標的薬使用承認施設に認定され、より一層秋田大学病院との連携を深めて、尋常性乾癬や乾癬性関節炎などの高度な治療も可能になってまいりました。生物学的製剤の注射剤の処方や定期的なフォローも行い、患者さまが通常の生活を行いながら無理なく治療を進めていける様にサポートしたいと思います。
難治性の蕁麻疹や治療抵抗性のアトピー性皮膚炎に対し、新しい治療法が登場しました。当院でも蕁麻疹にゾレア皮下注、デュピクセント注、アトピー性皮膚炎に対して注射療法(デュピクセント、ミチーガ、アドトラーザ、イブグリース)、内服JAK阻害薬(オルミエント、リンヴォック、サイバインコ)の治療を行なっております。デュピクセント注、ミチーガ注については自己注射の指導もしており、患者さまが自宅でスムーズに治療ができるよう医師、看護師が丁寧なサポートをしており、大変喜ばれております。
円形脱毛症に対しては紫外線治療(ターナブ、エキシマライト、エキシマレーザー )を3種類用意しておりますので、患者さまのご年齢や肌質、範囲、重症度に応じて使い分けが可能になりました。また重症で広範囲、治療抵抗性の円形脱毛症(全頭脱毛症、汎発性脱毛症を含む)に対して、内服JAK阻害薬(オルミエント、リットフーロカプセル)が適応になり、治療を始めており、経過フォローもいたしております。
原発性腋窩多汗症は外用剤(エクロックゲル、ラピフォート)、ボトックス 注(要予約)、原発性手掌多汗症にはアポハイドローションでの治療も行なっております。その他の多汗症に塩化アルミニウム溶液も院内製剤として使っていただいております。
予防医療として、水痘ワクチン、帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、シングリックス)、子宮頸がんワクチンである、ガーダシル(4価ワクチン:対象年齢は公費)シルガード(9価ワクチン:対象年齢は公費)、男性に対するヒトパピローマウイルスワクチン(ガーダシル)、季節性インフルエンザワクチン、新型コロナウイルスワクチンの接種も予約制で行っています。
積極的に国内外の学会や講習会で新しい知見を学び、新しい治療法を取り入れ、日進月歩の医学を常にアップデートしております。32年間の皮膚科医としての知識と経験をもとに、最新の知識をとりいれ、医学的エビデンスのある治療を提供し、丁寧、親身、適切をモットーに診療を行ってまいります。
日頃より多くの患者様にお越しいただき、待ち時間が長くなることもあり、大変心苦しく感じております。ひとりひとりの患者様との対話を大切にできるよう、皮膚科の専門知識を有し、医師事務作業補助技能認定試験に合格したドクターズクラークを配置し、スムーズな診療を心がけておりますので皆様のご理解をお願いしたいと存じます。
スマートフォンなどを使用したオンライン診療も症状の安定した患者様で2018年より行なっております。該当となる方にはお声がけをしておりますので、ご検討下さいますようお願いいたします。
また自動精算機でのスムーズなお支払いが可能になっています。使い方は簡単ですが、ご不明な点はスタッフがサポートさせていただきますのでご安心ください。
待合室の混雑回避や患者様の利便性を考慮しまして、当日順番予約のシステムを導入しております。
またウェブ問診も導入し、事前に症状をしっかり伝えることができ、受診までの時間を有効活用できるとのご好評を得ています。言いにくいことなども気軽に伝えていただけるから安心とのお声をいただいております。
これからもスタッフともどもさらなる研鑽を積み、よりよい治療を提供できますよう努めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
医療法人三愛会 お肌のクリニック
院長 豊田 知子
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2016年11月、秋田市元気な子どものまちづくり企業に認定表彰されました。
私自身が子どもを育てながら仕事に使命感を持って両立させていくことを困難に感じる時代を過ごしてきました。誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、育児、介護、家庭、地域、自己啓発などにかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を求めていくという内閣府の目標に賛同し、ワークライフバランスを実現するべく、企業として取り組んでいる姿勢を評価していただきました。
お子様の健やかなお肌のために
当院は、一般皮膚科の他に小児皮膚科も標榜しております。
乳幼児から小児期、学童期、思春期と成人するまでの時期には劇的な体と心の変化があります。皮膚もその影響を受け、同様に大きな変化があります。同じ病気でも大人と子供ではその現われ方や本人の受け止め方が違います。その時期に多い皮膚疾患やホルモンなどによる皮膚の生理的な変化などを理解し、一人ひとりに合わせた丁寧な診察を心がけています。
また、現在皮膚病のない健康な肌でも、正しいケアをしなければ大人になった時に皮膚疾患の元を作ってしまうことがあります。
理想的なお肌のお手入れは、清潔に、しっとりと、紫外線防御をするということが3原則であると思います。このようなケアについても、日常生活の指導や、スキンケア商品の紹介もいたします。
院長プロフィール
院長 | 豊田 知子(とよた ともこ) 平成5年長崎大学医学部卒業 |
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主な勤務先 | 九州大学医学部附属病院 広島赤十字原爆病院 国立病院九州医療センター 東北大学医学部附属病院 秋田大学医学部附属病院 |
資 格 | 平成11年 社団法人日本皮膚科学会認定専門医 平成20年 有限中間法人日本抗加齢医学会認定専門医 |
所属学会 | 日本皮膚科学会 日本臨床皮膚科学会 日本美容皮膚科学会 日本小児皮膚科学会 日本抗加齢医学会 等 |