メニュー

ワクチン

水痘ワクチン

水痘(みずぼうそう) どんな病気?


水痘は水痘帯状疱疹ウイルスによる急性の発疹性感染症です。
保育園、幼稚園などでしばしば大流行します。
症状は痒みを伴い水をもった赤い発疹が全身に出ます。頭の中にも出るのが特徴です。
発熱は必ずしも伴いません。発疹出現のピークは2~3日でその後は次第に乾いて黒っぽいかさぶたになります。
平均して1週間くらいで治ります。
合併症としてまれに肺炎、肝炎、心膜炎、小脳炎、血小板減少性紫斑病などがあります。また2次的に細菌感染を起こし、あと(瘢痕)が残ることがあります。

成人が罹患すると小児より重症化しやすく、肺炎、脳炎などの合併症も生じやすく、皮疹も重症で、完治するのに10日から2週間ほどかかることもあります。その間学校やお仕事をお休みしなければなりません。
(学校保健安全法ですべての皮疹がかさぶたになるまで登校、出勤できません)

また妊婦が妊娠初期に感染すると奇形を伴う先天性水痘症候群の子どもを出産する可能性があります。また、妊娠後期に感染すると新生児重症水痘にかかる可能性が高くなります。
アメリカでは毎年、水痘患者のうち1万人が入院して、100人が死亡しています。(水痘は怖い病気です)

水痘ワクチンについて

水痘ワクチンはわが国で世界に先駆けて開発された生ワクチンです。
接種後の抗体陽転率は90%以上と優秀です。(ただし、接種しても水痘にかかることもあります)
水痘ワクチン接種者が水痘にかかった場合多くは軽症ですみます。

接種対象者

接種年齢は生後12ヶ月から可能です。
定期接種(対象年齢あり)の方は公費になります。
定期接種の対象外の方は1回8,800円(税込)です。

以下の方は特にワクチン接種をお勧めします。
  1. 早期から託児所や保育園へ預ける予定があるお子さま
  2. ハイリスク患者(白血病、悪性腫瘍、膠原病、ぜんそく、腎臓病など)と密に接する方
  3. リウマチやクローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬、アトピー性皮膚炎など免疫を調整する治療予定の方
  4. 妊娠希望の女性(妊娠中はできません)
  5. 医療関係者、介護関係者、医学生、看護学生、医療専門学校生
  6. 教育関係者、教育実習生
  7. 寮など集団生活に入る予定の方
  8. 受験や就職活動を控えている方
  9. 水痘患者接触後3日以内の方(発症阻止効果があることが分かっています)

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹をワクチンで予防できる時代になりました。

帯状疱疹とは

  1. 初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した時は、水ぼうそうとして発症します。
  2. 水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜んでいます(潜伏感染)。
  3. 加齢、疲労、ストレスなどが引き金になって、免疫が低下すると、ウイルスが歳活性化し、神経を伝わり、皮膚に達し、帯状疱疹として発症します。

適切な治療を行ったにもかかわらず、場合によっては後遺症として神経痛を残すことがあります。

 宮崎県での帯状疱疹大規模疫学調査「宮崎スタディ」の最新情報では、2014年10月に開始された小児への水痘ワクチン定期接種化の影響で、小児の水痘が減少し、追加免疫効果(体内で一度作られた免疫機能が再度ウイルスなどに接触することにより、さらに免疫機能が高まること)がなくなったため、帯状疱疹の患者様が子育て世代を中心に増加していることがわかりました。

帯状疱疹サブユニットワクチン「シングリックス」は、2020年1月に発売された新しいワクチンで、帯状疱疹の発症を予防する効果があります。 臨床試験の結果によると、有効性は 50歳以上では97.2%、70歳以上では89.8%でした。主な副作用は注射部位の疼痛、発赤、腫脹など、一般的なワクチン注射の際に見られるものでした。 帯状疱疹ワクチン接種の対象者は50歳以上の成人になります。 シングリックスは約2か月間隔で2回接種する必要があります。 2020年2月現在、帯状疱疹ワクチン接種は、1回 22,000円(税込)の費用がかかります。 ご相談あるいは接種ご希望の方は、当クリニック外来までお問い合わせください。

現在患者様のニーズにお応えしまして、生ワクチンとシングリックスの2種類のワクチンをご用意しております。どちらのワクチンになさるかは下記の比較をご参照ください。

 

接種対象

  • 生ワクチン:50歳以上の方
  • シングリックス:50歳以上の方および帯状疱疹発症のリスクの高い免疫低下などの基礎疾患のある18歳以上の方

接種料金 

  • 生ワクチン 1回8,800円(税込)1回接種
  • 不活化ワクチン(シングリックス) 1回22,000円(税込) 要2回接種
    予約制となりますので、事前にご相談くださいますようお願いいたします。

ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)

一般的には子宮頸がんワクチンとして知られています。当院では対象年齢の女性の公費によるワクチンとそれ以外の女性、及び男性に対しても接種を行なっております。

ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの原因となるだけではなく、男性もかかる肛門がん、陰茎がん、中咽頭がん、尖圭コンジローマなどの原因にもなります。世界では現在77カ国が既に男子接種を承認しています。性行為で感染することがわかっておりますので、9歳以上で初めての性行為の前に接種することが効果的と考えられています。
現時点では、ガーダシル®の男性接種は任意となり全額自費負担となります。

接種を希望される方は、当院までご連絡ください。(予約制です。)

ワクチン名:ガーダシル®(4価)

・接種回数:3回
・接種方法:筋肉内注射
・接種対象者 9歳以上の男女

女性
公費対象:小学6年生から高校1年生
自費 1回 16500円(税込):上記以外の9歳以上の女性
男性
自費のみ 1回16,500円(税込):9歳以上の男性

ワクチン名:シルガード9®(9価)

・接種回数:2〜3回
・接種方法:筋肉内注射
・接種対象者:女性のみ

2023年4月から公費対象:小学6年生から高校1年生(期間内に接種できなかった方へのキャッチアップ制度あります)
自費 1回26,400円(税込):9歳以上
男性は適応ありません。

公費による接種は、基本的に秋田市に住民票のある方が対象となります。他の自治体の方は所属する各役所にお問い合わせください。

季節性インフルエンザワクチン

例年10月より行なっております。予約制となり、ワクチンがなくなり次第終了となりますので、お電話にてお問い合わせくださいますようお願いいたします。東振協インフルエンザ予防接種共同事業の契約医療機関です。

今年度は新型コロナウイルスワクチンとの同時接種も可能です。(新型コロナウイルスワクチンは秋田市のサイトでお願いいたします。)

接種期間 令和4年10月1日から令和5年2月28日までの予定

接種料金 13歳以上 1回 3,560円

     12歳未満(要2回接種)1回3,050円

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME