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皮膚科一般

赤ら顔(酒さ・毛細血管拡張症)

「りんごほっぺ」、「ちょっとした刺激ですぐ顔が赤くなる」、「鼻の頭が赤い」などでお悩みの方は多いと思います。皮膚が薄かったり、色白だったり、体質的に赤くなる方がおられます。特に鼻や頬には毛細血管が密集しており血管が浮き出て目立ちます。さらに気温の変化や飲酒、緊張などでより悪化します。

病因

原因は不明ですが、遺伝的体質に環境要因、増悪因子が合わさって発症すると考えられています。

病型

  1. 紅斑毛細血管拡張型(顔の赤みと毛細血管拡張が見られる)
  2. 丘疹膿疱型(赤みとニキビのようなブツブツが見られる)
  3. 鼻瘤型(鼻が凸凹と肥大し、毛穴が目立つ)
  4. 眼型(眼の周りの脹れや結膜炎、角膜炎を生じる)

 

酒さの対策で最も大切なポイント

①まず自分自身の悪化因子を理解すること

一般的には温めたり熱くなること、冷たい風を顔に当てること、スパイシーな食べ物を摂ることですが、個人差もありますので自分の悪化因子をそれぞれの患者様が理解することが大事です。

②紫外線の刺激を避けること

  • 日焼け止めクリーム(SPF 30以上)を毎日塗りましょう。
  • 日中の日差しをなるべく避けましょう。
  • 外出時は日陰を探しましょう。
  • つばの広い帽子をかぶりましょう。
  • 紫外線カットの衣類やサングラスを使用しましょう。

③優しいスキンケア

酒さの方の皮膚は非常に敏感です。刺激のないマイルドな化粧品を使用しましょう。

 

 

酒さは薬のみで治療できるわけではありません。自分の病気を理解し、悪化因子を避けることと同時に治療を行い、上手に付き合ってコントロールしながら息長く治療していく病気です。

酒さという病気は日本ではあまり知られていませんが、欧米では非常に患者様の数が多く、ビル・クリントン氏(第42代アメリカ合衆国大統領)やダイアナさん(プリンセスオブウェールズ)も酒さでお悩みだったそうです。皆様もお気軽にぜひご相談ください。

 

酒さの治療について

残念ながら、日本の酒さの治療は欧米に比べて非常に遅れているのが現状です。日本皮膚科学会等の国内の団体はそれについて何度か厚生労働省に薬剤認可の申請を行なっておりますが、現時点でなかなか難しいところがあります。欧米の酒さの治療法として推奨されているものの多くが日本では保険適応外となってしまいます。酒さの患者様のために、グローバルスタンダードな治療も含めて、ご説明させていただくことをご理解ください。(注意:そういった事情で、下記の治療が当院で全て行うことができないことをご了承ください。)

  • アゼライン酸クリーム(保険適応外)
  • メトロニダゾール外用剤(保険適応外)
  • イオウカンフルローション(保険適応)
  • レチノイド外用剤(保険適応外)
  • テトラサイクリン系抗生物質内服(保険適応)海外では2006年から低容量ドキシサイクリン徐放カプセルが酒さに対してFDA(アメリカの厚生労働省にあたる機関)で認可されましたが、日本では認可されていませんので、ビブラマイシンやミノマイシンなどを使用することが多いです。
  • イソトレチノイン内服(保険適応外)
  • 各種漢方薬(保険適応)

東洋医学では酒さは「瘀血(おけつ)…血流鬱滞、微小循環障害」の体質があると考えられています。そのために血流を正常化するような駆瘀血剤を内服していただきます。(例:桂枝茯苓丸など)

  • 色素レーザー治療(保険適応の場合もあります)

ダーモスコピーで毛細血管拡張症が認められる部分には色素レーザー(VビームⅡ)治療を行います。

注意:レーザー治療のみ行っても再発しやすかったり効果が薄らぐ可能性があります。必ずご自身の悪化因子を理解し、生活習慣の見直しなども必要になります。

 

色素レーザー(VビームⅡ)治療

当院ではシネロンキャンデラ社のVビームⅡを用いて毛細血管拡張症の治療をしています。厚生労働省の承認を受けた可変パルス幅の色素レーザーです。血管の中のヘモグロビン(赤血球の色)に反応をする波長のレーザーですので、毛細血管拡張症に効果的です。冷却システムを装備しているのでレーザーからお肌を守り、安全性が高く設計された器械です。痛みはゴムで弾かれる程度で傷跡も残りません。

治療の流れ

  • 診察 レーザー治療が適しているかどうか判断します。
  • レーザー治療が可能な場合は予約をしていただきます。
  • レーザー当日 化粧を完全に落としていただきます。必要に応じて麻酔をし、照射をします。輪ゴムで弾かれたような痛みがあります。
  • 治療後は冷却し、必要に応じたお薬を塗ります。
  • 当日のシャワー浴や洗顔は可能ですが、擦らないようにしてください。

 

治療前の注意点

日焼けをするとレーザーが皮膚のメラニンに吸収され、血管まで届かないので効果が出にくくなるだけでなく、合併症の原因になります。普段から日焼け止めクリームを塗ったり、帽子の着用などで日焼け対策をしてください。残念ながら強い日焼けをしておられる方は日焼けがおさまるまでレーザー治療ができません。

 

治療後の注意点

なるべく弱いパワーで治療を始めますが、レーザー後、内出血したり、時に水疱になったりすることがあります。その際はレーザー部位を傷つけないようにして、診察に来院してください。順調に経過していても日焼け止めクリームを塗ったり、帽子を着用したり、紫外線には注意してください。

 

料金(保険適応症例の場合)

一例です。

鼻翼周囲と鼻翼、鼻の下 10㎠以上20㎠未満の場合 8,010円(3割負担)

その他 診察時に算出しますのでご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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